白髪染めの中には脱色作用がある商品もあります。短時間で白髪を完全に黒か茶色にするには、脱色したあとに染める方法をとります。しかし、この方法では髪が傷むため、最近は脱色をせずに白髪染めをする人が増えてきています。
脱色をせずに髪を染める方法には、マニキュア式やヘアートリートメントタイプ、ヘナカラーなどがあります。これらは髪質や地肌をケアする作用があるため、好評となっています。
黒髪を明るくするには脱色
白髪染めではなく、黒髪を茶髪にするなどのときには脱色する過程が必要になりますが、白髪染めだけが目的であれば、そうする必要はありません。ヘアートリートメントタイプの白髪染めなどを使うことで、髪を傷めずに白髪を隠すことができます。
一回の染色で白髪が完全に黒くなるわけではなく、何度も繰り返していく必要がありますが、毎日の洗髪のたびに使えるので、それほど手間がかかるということはありません。
ヘナカラーの利用も
最近人気が出てきている染髪方法に、ヘナカラーがあります。
これはインドの植物を用いた方法です。基本的には白髪をオレンジに染めるものですが、ヘナと同じような植物であるインディゴを混ぜると、ブラウンに染めることができます。
100%植物成分で染髪でき、しかも髪をケアする成分がたっぷり入っていて健康にもいいので、評判になっています。従来からある方法よりも染まり具合は劇的とは言えませんが、染髪で髪や地肌をこれ以上傷めたくないという人にはぴったりの方法です。
ヘアートリートメントタイプが人気に
白髪染めで特に人気となっているのが、ヘアートリートメントタイプです。
コンディショナーと同じように使うことができ、毎日の洗髪の際に染髪もできるとあって、好評となっています。
コンディショナーの一種でもあるので、使えば使うほど、髪質のケアになります。
髪になじませてからは、5分程度置くだけでよく、従来の白髪染めのように1時間以上かかることもありません。
一度ヘアートリートメントタイプの商品を使っただけで、白髪が完全に染まるわけではありませんが、白髪が目立ちにくくはなります。ある程度の期間、繰り返して使用していると、それなりに染まってきます。
染まったあとは、3週間から4週間ほどは色が持ちます。これは半永久染毛剤という扱いになります。キューティクルと、髪の内部の一部だけを染色する方法です。
継続使用ができる場合は、たいへん良い方法でしょう。