白髪染めは、脱色してから髪を染める方法だと、髪を傷めます。脱色する過程を経ますので、相当髪の毛は傷んでしまいます。できれば、脱色をせずに染める方法を選びたいものです。
コーティング式の白髪染めで傷みを抑える
ジアミンや脱色剤入りの商品では一般的に、髪のキューティクルを剥がし、染色液を内部まで浸透させます。キューティクルを損傷するわけですから、当然髪を傷めることになります。
コーティング式の白髪染めなら、髪が傷むのを最小限に抑えやすくなります。
これは髪にマニキュアをするようなもので、これで染めたあと、しばらく商品を使わずにシャンプーを続けていると、元の白髪に戻ります。
しかし、定期的に使っていると、そうしたことも防ぎやすくなります。
コーティング式の白髪染めの効果では満足できなくて、脱色剤入りの白髪染めをそれ以降に使う場合、髪がコーティングされていますから、うまく脱色できないことがありますので注意が必要です。
トリートメント式の白髪染めも人気
現在は、コーティングしながらトリートメント効果も発揮する商品が出てきています。
脱色剤入りの商品から、コーティング式の白髪染めに変える人は増えてきています。やはり髪を傷めたくないからでしょう。
たとえ白髪は隠せても、黒髪あるいは茶髪に艶がまったくなく、毛髪も細くなってしまうのは残念なことです。トリートメント効果もあり、染めても髪が傷まないコーティング式は、そうしたデメリットを解消してくれるものです。
トリートメント式の白髪染めも、最近かなり人気となっています。
毎日使うコンディショナーに染料が入っているという商品で、すぐに白髪が消えるというわけではありませんが、使い続けていると白髪を黒くできます。
わざわざ染めるという手間が省けますし、髪の保護にもつながるので、好評となっています。
髪につけている時間は5分程度で済みます。
従来の白髪染めは1時間以上かかりましたから、時間もかなり節約できます。
髪質を損なわないために
髪を染めるのにキューティクルをはがすというのはなるべく避けたいものです。
白髪だけでなく、大半を占めている黒髪にも相当なダメージをもたらすからです。
短期間での劇的な染髪効果はなくても、コーティング式かトリートメント式の商品を選ぶほうが、髪質にはずっと良いです。白髪は時間をかけてじっくりと染めていくことが望ましく、髪を保護しながらの白髪染めが、今後は主流となっていく可能性があります。