100パーセントの天然素材、文字通り無添加の白髪染めで有名なのが『ヘナ』です。

化学的な成分が入っていない白髪染めに徹したい場合、まずはこのヘナを使用する人が多いです。天然の色素を使うため、色味の調整など、染めるための手間がかかってしまうのが難点です。
また、日本人の髪色からは少々特異な印象がある、独特のヘナ色に染まるので、天然・無添加に惹かれて使い始めても、ほどなく一般的な白髪染めに戻ってしまう人もいます。

無添加に注目してみよう

完全に無添加というわけではありませんが、近年、注目を浴びているのが、トリートメント効果を謳っている白髪染めです

通販などで有名になった幾つかの商品がありますが、天然の昆布などを利用して作られ、シャンプー後に、普通のトリートメントをするかのように、無理なく使い続けられるというのが、人気要因の一つです。

どのメーカー品も化学成分がいくぶんか含まれているのですが、継続使用してもらうため、極力、安全性の高い成分を使っており、髪の健康を考える上では一般的な白髪用ヘアカラーよりも、こちらを使うほうが得策と申せましょう。

コストにも目を向けてみる

毎日どんどん使うトリートメントと考えると、半月に一度ほど使う白髪用ヘアカラーのほうが安価ということになります。
既定のパッチテストの結果も問題なければ、一日ほどで完全に白髪をカバーできるヘアカラーを使うと効率的ですし、むしろ出費を抑えることができます。

髪や地肌を大事にするほうを主軸に据えて、日数をかけてじっくり染める方向で良い場合は、トリートメント系の白髪染めを使うと良いでしょう。

白髪用トリートメントも、前述のように完全に無添加という訳ではありませんが、一般的な白髪用ヘアカラーよりは、遥かに自然で、天然素材に近いものが使われています。アレルギー体質で、市販のヘアカラーを使い続けることに不安を抱いている場合は、実際にアレルギー反応が出てしまう前に、早目に白髪用トリートメントに切り替えておいたほうが安心です。

白髪用トリートメントも、各メーカーごとに人気商品が何種類かありますので、あらかじめ比較サイトなどで、染まり具合や使い心地を確認してから試してみるのが得策です。

成分の確認が大事

無添加や天然素材そのものにこだわる人は、何よりもまず、成分チェックが最優先。アレルギー体質の人は、トリートメントにメインで使われている素材と、自身のアレルゲンとの関係など、よく調べてから導入することが大事です。

花粉症など、植物由来のアレルギーを持っている人は、天然素材のほうでアレルギーが出やすくなっていることもあるので、天然・無添加だから…と油断せず、しっかりと事前リサーチをしておいたほうが安全です。