代表的な老化現象とも言える白髪ですが、それが眉毛に出たとなると、かなり目立つ場所なだけに早めに改善したいものです。眉毛に白髪が生えてしまう原因と予防方法を確認して、今後の白髪対策に役立てていきましょう。
眉毛に白髪は珍しい?
頭髪が白髪になるのは若年層でも起こるため、あまり珍しいとは言えません。
しかし、眉毛に白髪というのはよっぽど高齢にならないかぎり、頻繁に見かけるものではない印象があります。
ところが、現実的に眉毛に白髪が生えて驚いたという方は意外と多く、50代や60代といった頭髪の白髪が増えてくる世代だけに限らず、老化とは縁遠い20代でも眉毛に白髪が生えてしまうことがあります。
もちろん、若い世代の場合、眉毛が真っ白になってしまうことはほとんどないのですが、1~2本程度なら白髪が生えることがあるようです。
眉毛に生える原因は?
眉毛も頭髪と同じように毛根があり、定期的に抜け落ちては新しい眉毛が生えてくるといったヘアサイクルがあります。しかし何らかの原因で、黒い色素を生み出すことができなくなると、眉毛は白いまま成長してしまいます。
色素を作っているのはメラノサイトという細胞で、アミノ酸のチロシンを原料にチロシナーゼという酵素の働きによって、メラニン色素に変化していきます。
ですから、今までは黒かった眉毛が白髪になってしまった原因には、ストレスや睡眠不足による血行不良やメラノサイトが活動するための栄養が不足していることが考えられます。
眉毛のヘアサイクルは短いため、毎回染めるのはとても大変です。
そこで根本的な予防方法で、白髪の改善を目指しましょう。
白髪の予防方法とは
まずは、色素を作るための栄養をしっかり摂取することです。
メラニン色素の材料になるチロシンは、白髪の他にもストレスを和らげる働きがあります。チロシンはきなこや湯葉などの大豆製品、しらす干しやかつお節などに多く含まれています。メラノサイトを活発にする栄養には、カルシウムや亜鉛、銅などのミネラル、ビタミンB12などを摂取すると効果的です。
そして、血流が悪いとせっかく摂取した栄養分が細胞に届かなくなるので、眉毛と目をホットタオルで温め、ツボ押しやマッサージをして血行を促進します。眼精疲労は目の周りの血行不良を招いてしまうため、長時間パソコンを使用する時は適度に休憩をはさみ、筋肉をほぐす効果がある目の体操をすることも、白髪予防におすすめの方法です。
生えてしまった白髪は眉マスカラを使って目立たないようにしておき、予防方法の実行で黒い眉毛の生え変わりを促していきます。