ストレスは、病気の原因になるなど様々なトラブルや悩みの原因となっています。
白髪の悩みも同様です。いったいストレスはどのように白髪と関係してくるのでしょうか。
白髪の原因
知っている人は少ないと思いますが、髪は本来白いものでメラミンという色素が色をつけることで黒髪などになります。
このように髪の毛を作り出す時に色素細胞が作られていくのですが、色がつかずに白髪になってしまうのは、メラミンを作るメラノサイトやチロシナーゼという酵素がうまく作られていないことが原因です。
この原因には加齢によるものや遺伝などがありますが、生活習慣やストレスなどの外的要因であることも多いです。
ストレスと白髪の関係性は強い
もともと髪はストレスに敏感で影響を受けやすく、円形脱毛症やフケなどはその影響であることは知られています。
白髪では特に若白髪になるとその原因であることは多いです。
このストレスが白髪を招く原因には２つ考えられます。
一つは上記にもあるメラミンという色素を作るメラノサイトがストレスに弱いことです。
髪色を決めているのはメラミン色素の量とバランスですから、メラミン色素が正常に働かなければ白髪のまま生えてくるわけです。
このメラノサイトは神経細胞と似た性質があるため、正常な働きができなくなるのです。
もう一つは自律神経の乱れからくる影響で、メラミン色素を合成する酵素が働かなくなります。
ストレスがかかると自律神経のバランスが乱れてしまい、血行も悪くなります。そうなると頭皮から髪の毛に十分な栄養が回らなくなってしまいます。
特にミネラルは不足がちになるためにメラミン色素の酵素が働らかなくなるのです。
ストレス性白髪の対処法
とにかく関係性の強いストレスの元を絶つか、軽減していくことが予防にもつながります。
仕事や人間関係からの悩みとなれば解消するのは難しいかもしれませんが、生活習慣を見直すことで軽減することは十分に可能です。
それは規則正しい生活をすることや頭皮マッサージで血行不良を改善、深呼吸なのでリラックスすることなどです。
もはや生活習慣の見直しや改善に対して常識とさえ言える規則正しい生活をすることですが、不規則な生活、睡眠不足、運動不足の改善は重要です。
特に睡眠不足は自律神経のバランスが崩れる原因にもなりますので、しっかりと睡眠時間を確保します。
これらが原因で起きる頭皮への血行不良に対して、頭皮マッサージすることで血行をよくします。
これはメラノサイトに十分な栄養を与える狙いがあります。
そしてリラックスさせ状況も頭皮には良い影響を与えますので、深呼吸や気分転換を図ることは、白髪だけではなく心身ともに効果があるのです。
