白髪になる原因は様々なことが考えられますが、女性の場合はどういった原因で増えてしまうのでしょうか。
そのことについて考えてみましょう。

大きな原因は加齢によるもの

人間の毛髪はメラニン色素によって黒い髪の毛となっていますが、これがメラノサイトという色素細胞に存在するチロシンというアミノ酸物質が酸化して、メラニン色素に変化することで黒い髪の毛となっています。

しかし、年齢を重ねることでメラノサイトの働きが悪くなり、チロシンが酸化せずにメラニン色素に変化しなくなることで髪からどんどん色素が抜けて行ってしまうとされているのです。

また、更年期を迎えることでメラノサイトに影響を与えるエストロゲンの分泌が減少することでメラノサイトの機能が低下することによっても白髪が増えることが考えられます。

条件が揃えば若い世代でも起こる?

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一般的に年齢を重ねることで増えるとされているものですが、条件が揃えばまだ生えるのには早い年齢でもあっても増えてしまうことが考えられます。

たとえば、不規則な生活習慣や喫煙、睡眠不足やストレス過多な生活を送ることでメラノサイトが損傷を受けたり頭皮に十分に栄養素が回らなくなることで30代前半で白髪になってしまう女性も少なくありません。

そして、若白髪の中で最も大きい原因は遺伝によるもので両親のどちらかの体質を受け継ぐことで早い段階から髪が白くなってしまうこともあるとされています。

女性におすすめの対策とは

では、これ以上増やさないようにするためにできる予防対策はあるのでしょうか。
日頃の生活習慣が原因となって白髪となっている場合には、それらの原因を一つずつ改善していくことが重要となってきます。

栄養バランスの良い食事を摂取し、しっかりと良質な睡眠を取るようにすること、禁煙をしてストレスを溜めずにその都度解消していく習慣をつけるなどして普段何気なく送っている生活を見直していくのが良いと言えるでしょう。

ただし、遺伝の場合にはどうしようもないので一つの個性として受け止めるようにして、白髪染めなので染めていくことで解消していくのが望ましいでしょう。
増えてしまったら~と余計に気にしすぎることでさらに助長してしまうこともありますのでなるべく気にせずに受け止めていくことも大事になっていきます。

その他には、頭皮環境を整えるために洗浄力の強いシャンプーではなく頭皮や髪の毛に優しいノンシリコンシャンプーやアミノ酸系シャンプーなどを使用して洗髪するように心がけることでも変わってきますので、まずは自分のできることから始めてみてはいかがでしょうか。