白髪の原因としては、色素細胞で作られるメラニン色素の消失、再配置が行われないことが考えられます。どうしてこのようなことが起きるのかは明らかになっていませんが、そのひとつとしてはストレスが関係していると言われています。

髪の毛はだいたい1か月に1cm程度、成長すると言われています。
ですからだいたい3か月前のストレスが、成長する頭髪が白髪になるかどうかを左右していると考えることができます。
この状態を予防するためには、アロマの力でストレスを緩和することが効果的です。

白髪発生のメカニズム

髪の毛は実はもともと黒い色をしているわけではありません。髪の毛はまず、毛母細胞が分裂して、その元となるものが作られます。そしてそれが少しずつ成長していき、押し出されていき、頭皮の上に出てきて初めて、髪の毛と呼ばれる状態になります。

しかし毛母細胞から作られた髪の毛のもとは、実は白色をしています。ですがこれは頭皮内で成長を繰り返す中で、色素細胞であるメラノサイトから作り出されるメラニン色素によって黒く着色されます。

勿論、この色は黒だけに限らず茶、金などの場合もあります。
着色された状態で頭皮から出てくるため、私たちの髪の毛の色は黒色だ、と言うことができるのです。

色素細胞は、脱毛の際に失われてしまいますが、通常であればこれは再び、髪のもとが生まれる際に改めて発生します。しかし何らかを理由として再び、色素細胞が発生しなくなると、髪のもとは着色されないまま、白いまま、頭皮の上に出てきます
これが白髪発生のメカニズムです。

ストレスが関係していることもある

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色素細胞が再配置されない原因は明らかにされていませんが、一説には遺伝や加齢、そしてストレスが関与していると言われています。

ストレスの場合、3か月前~半年前のそれが鍵を握っていると言われています。
髪の毛は1か月にだいたい1cm程度、成長します。白髪かどうかとわかるのは、ある程度、髪の毛が伸びてきてからです。ですのである程度、伸びている髪の毛と言うのは、だいたい3か月前~半年前に生まれた髪のもとからできたものだという判断ができます。

そしてそれが白髪だということは、それくらいの時に色素細胞が失われるような要因があったと考えることができ、そのひとつとしてストレスが挙げられるという具合です。

アロマを上手に利用しよう

ストレス解消法は人によって異なります。しかしアロマの力、香りの力と言うのは、誰に対しても訴える力が大きいと言われています。ですから日常生活の中に、これをうまく取り入れると良い作用が期待できます。

自分の好きなアロマの香りをハンカチなどに染み込ませるのは勿論のこと、頭皮活性化作用があると言われているローズマリーや、皮脂バランスを整える作用があると言うイランイランなどの精油を、シャンプーやリンスなどに混ぜてみるのも効果的です。