ドラッグストアなどで取り揃えられているカラーリング剤の陳列棚を見てみると、白髪を染めるカラーリング剤と普通の髪染めのカラーリング剤に分かれています。どちらも髪の毛を染める商品になりますが、恐らくほとんどの方がその違いを知らないのが実情です。
普通の髪染めとの違いについて
基本的に白髪を染めるカラーリング剤も髪染めの仲間ではあるのですが、染める対象を白髪にしている白髪染めと、染める対象を黒髪にしている髪染めは違う商品として取り扱う必要があります。
白髪を染めるカラーリング剤と、髪染めは多少仕組みも異なっていて、基本的に髪染めの方は黒髪を染めるカラーリング剤なため、白髪には色を綺麗に染めることができません。
ところが、白髪染めの場合は白髪を綺麗に染めるために製造されているため、髪染めを使用するよりも白髪は目立ちにくくなり、綺麗な仕上がりになります。
白髪を綺麗に染め上げて目立たなくさせることが可能なだけでなく、黒い状態の髪の毛についても、白髪と同様の色合いに染めることが可能なため違和感がないナチュラルな仕上がりにすることが可能になります。
普通の髪染めで白髪を染めてみた場合
普通の髪染めは全く白髪を染めることができないのかというと、そうではなく、白髪の本数があまりなく、数本ぐらいの場合であれば髪染めで白髪を染めても目立ちにくくすることはできます。
ところが、白髪の本数が増えてきて目立ってくるようになると普通の髪染めでは、染め上がりに不自然さがでてくるので白髪染めを使って染めたほうがナチュラルな髪の毛の色に染め上げることが可能になりますし、綺麗に仕上がります。
髪の毛にかかる負担について
普通の髪染めと、白髪染めとの髪の毛にかかる負担が気になりますが、白髪染めの場合は、色素を持っていない髪の毛に色を染め上げるだけなため、あまり髪の毛は傷まないのではないかと考えている人は少なくありませんが、白髪染めも髪染めと同じ様に髪の毛や頭皮にダメージを与えてしまいます。
髪の毛の状態が良くなければ一時的に中断することが可能な黒髪用の髪染めと異なり、白髪染めを使う場合は、髪の毛の状態が良くなくても白髪が目立っている状態にする訳にはいかないため染める頻度が増えてしまうので、その分髪染めよりも髪の毛や頭皮が傷みやすいいうこともできます。
長い間白髪染めを使い続けた結果、髪の毛がパサパサの状態になって、まとまりが悪く艶が失われた髪の毛の方は少なくありませんので、なるべく負担がかからない商品を選ぶ必要があります。
