加齢によってできる白髪はしょうがないものですが、多いと老けた印象になってしまいます。
若々しくありたい、髪の色を楽しみたいという場合には白髪染めは有効です。
白髪染めとは
髪を染めるもとしてはヘアカラーと白髪染めが挙げられます。
白髪染めもヘアカラーの一種ですが、黒髪を染めるために作られているヘアカラーとは違うものだとされています。
それぞれの髪を染めるメカニズムは異なっており、ヘアカラーで染めても白髪は綺麗に色が入らないとされています。
白髪用の白髪染めは、白髪が綺麗に染まることが前提で作られており、黒い髪の部分も同じ色に染めることができるため違和感のない仕上がりになります。
種類について
従来の2剤式の白髪染めと、白髪を染める効果のあるトリートメントでは髪が染まるメカニズムは大きく異なります。薬事法によって区分されており従来の2剤式のタイプのものは永久染毛剤として医薬部外品になります。
それ以外のヘアマニキュアや1剤式の酸性カラー、ヘアカラートリートメントは半永久染毛剤、塗るタイプの白髪隠しは一時染毛剤として化粧品として種類が分けられています。
メカニズムについて
従来の2剤式のものは、脱色剤と染毛剤を混ぜるというメカニズムになっています。
黒い毛のメラニンを分解し、人工的に白髪を作ってから染毛剤で髪の毛の内側から染毛していきます。黒髪の色を抜くことで白髪と違和感がなく染毛することができます。
しかし、健康な髪にダメージを与えていることでもあるため、毛髪や毛根にダメージを与えていることにもつながっています。
有効成分である酸化染毛剤はアレルギーやかぶれを起こすこともあるため、使用する前には必ずパッチテストを行う必要があります。
対して、ヘアカラートリートメントなどは黒髪を染めることはできませんが、白髪を染めるのと同時に髪の毛をトリートメントすることができる仕組みになっています。
染毛しつつも保湿成分などを一緒に浸透させることができるため、髪や地肌へのダメージが少ないとされています。また、強力な酸化力の持つ脱色剤を含んでいないためダメージが少ないということがメリットです。
しかし、髪の毛につけた後にしっかり色付けするためには放置時間を長く取る必要があります。また、即効性はないため徐々に色を染めていきます。
白髪は染める方法によってコストなども異なってきます。
そのため、自分に合った方法を選んで行うことが大切です。