白髪染めのシャンプーは一回使うと急に髪が黒くなるというものではありません。
毎日使うことによって、徐々に着色していくようなイメージです。そのため、一度全体的に染まってきたからといって白髪染めシャンプーの使用を辞めるとまた白髪に戻ってきます。
白髪染めの仕組み
白髪染めシャンプーにしてもその他のトリートメントタイプのものにしても同じなのですが、その秘密はキューティクルを開いてそこに黒染めの成分を流し込んでいるということです。
基本的には他のものにつけても黒くなることはありません。キューティクルを開かれた髪にのみ染み込む少ない黒染め成分であるということが最大の秘密です。
一回で髪を黒染めしてしまっても良いのですが、それだと定期的にやっていく必要がありますし、肌に負担があります。シャンプーやトリートメントタイプなら黒髪をキープできますし、その秘密も他人にばれにくいです。
ダメージがある事を覚えておきましょう
しかし、それでもやはりキューティクルを開き黒色の成分を流し込む分普通のシャンプーよりもダメージがあります。白髪でもそのままにしておくのが皮膚や髪の健康のためにはベストであることは間違いありません。
最近は白髪でもオシャレといった風潮や、ナチュラルな自然な美しさというものを強調していく文化があるので、白髪でダメということもないでしょう。
年齢の垣根も超えて人づきあいがなされる傾向にもなってきているので、ありのままの白髪で生活するというのもありです。
白髪について
ちなみに、白髪は一度なってしまうと自然治癒することはできません。
人間の毛は生まれてきた際にはもともと白色なのですが、外部に毛が出てくる前に黒く染める機能が働きます。しかし、加齢やその他の喫煙やストレスによる影響で髪を黒くする機能がなくなった毛穴はもうその機能を取り戻すことはできないのです。
特に女性であれば若く見られたいという気持ちがあるので、白髪を黒くした方が若く見えるというのは確かにあります。しかし、どちらかというと全体的なバランスの問題であり、黒染めすることでかえって顔とのバランスがおかしくなる可能性はあります。
人間は本来の自然な状態が一番違和感がないので、髪だけ極端に黒いと違和感を本能的に感じるのはある意味自然なことです。また白髪でも綺麗な人もおり、若い人であえて白く染めるような人もいます。そういった意味では自然のままでも良いでしょう。
本人がどう思うかと言うのは重要なので、気になる場合は染めるという選択になります。