アレルギー体質の人は、市販の白髪染めを自分で使用する折、細心の注意が必要です。
添付の使用説明書に必ず記載されている皮膚アレルギー試験(パッチテスト)を、面倒がらずに行いましょう。
もちろん、これまで何のアレルギー症状が無かった人も、行うように記載されています。

白髪染を使う前にする事

一口に白髪染めと言っても、メーカーによって成分が違うので、こちらのメーカーで大丈夫だったのだから、似た感じのこちらでも大丈夫だろうという素人判断は危険です。

花粉症など、一つでも何らかのアレルギー症状がある人は、白髪染めに関わらず、化粧品や洗剤に至るまで、身体に付着する製品すべてに注意を払うことが、身を守ることにつながります。

パッチテストを経て、大丈夫と判ってからも、用心が必要です。
パッチテストの前に一通り目を通していると思いますが、実際に髪を染め始める前、もう一度、使用説明書に目を通しておきましょう。

時間に気を付けよう

ヘアカラーは、染料を髪全体に付けてから、既定の時間、そのままにしてからシャンプーで洗い流すのですが、とにかくしっかり染めようとするあまり、説明書に記載された時間より長く放置するのは危険です。

アレルギー体質の人は、染料を極力地肌に付けないように塗ることも大事ですが、既定の時間以上、付けたままにしないことも重要です。
時間が来たら、速やかにシャンプーで洗い流しましょう。

その際、染料を含んだシャンプー液が目に入らないよう、厳重注意です。
シャンプーは、一度めは染料をとにかく落とすことに重点をおいて洗い、軽くすすいだのち、二度目で地肌や髪全体をよく洗うようにしましょう。その後、出来ればもう一度、軽く三度洗いをすると、少し残っていた染料もしっかり落とすことができます。

すすぎに時間をかけるべし

少し時間がかかりますが、いつものシャンプー以上に、すすぎを徹底的に行うことが大事です。
白髪染めは、どうしても髪にダメージを与えてしまいます。
染料のタイプにもよりますが、一般的にツヤが失われがちになります。

枝毛が心配で、ツヤも出したい場合、ヘアカラー後一週間ほどおいてから、透明タイプのヘアマニキュアでコーティングすると良いでしょう。
白髪が多い場合は、白髪染め用ヘアカラーのほうがしっかり染まりますが、アレルギーが心配な人は、白髪用ヘアマニキュアのみにしておくのも良いかもしれません。

以前は、白髪そのものはあまり染まらず、少し目立ってしまう製品が多かったですが、最近は、しっかり染まるタイプのものも増えて来ました。
その分、強い成分が含まれているかもしれませんので、とにかく、用心しながら使うことが大切です。