頭皮や髪の毛に優しく化学薬品を使用しないヘナ染めは色々なメリットがあるのを知っていながらも中々自分で染めるのは大変です。
しかしコツさえつかむと簡単に染める事が出来、その上身体にも負担がかかりませんのでお勧めです。

ヘナとはどのような植物なのか

ヘナとはインドやアフリカなどの乾燥地帯に育つミソハギ科の植物で木自体は3メートルから6メートルにもなります。
その木から採取される葉を乾燥させて天然の染料として用いるのが最もポピュラーな使い方です。

このヘナの歴史は大変古く今から7000年以上前から宗教的なペインティング、染毛、そして防腐剤などに使用されていたり古代エジプトでもクレオパトラが爪・髪を染めていたという話が残っていますし、旧約聖書においてもヘナに関する事が記載されています。

そしてヘナを使用する国として最も有名なインドでは古くから染毛に使用する以外にもアーユルヴェーダの民間薬として使用され、皮膚病予防や止血、打撲、火傷の薬として、また殺菌効果があるため防腐剤や水虫薬として用いられ、他にもシャンプーとして使用したり、体を清める為に結婚式の際にタトゥーとして使用したりと色々な使い方をしてきたようです。

ヘナを白髪染めに使うメリット

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ヘナ染めのメリットの代表的は何といっても体に優しく白髪を染める事が出来るという事です。
元々薬草としてアーユルヴェータで使用されてきたハーブなので化学染毛剤のように使う回数が増えるほど髪の毛や頭皮を痛める事がなく、逆に使えば使うほど髪の毛が健康になり艶やコシも増してきます。

ですからトリートメントとして使用する方も多いですし、頭皮の毛穴の掃除・デトックスにもなるので健康な髪の毛を育てる事も出来ます。
また、リラックス効果を得られたり体温を下げるハーブなのでヘナ染めをした夜はよく眠れるという方も多いようです。

ヘナ染めの方法

本場インドの染毛方法としてはヘナパウダーを80gほど用意し、そこにカップ二杯分の45度くらいのお湯を注ぎマヨネーズくらいの硬さに練ります。
この際に鉄鍋で練るとか、お湯の代わりに紅茶を煮出して練ると色の定着が良いと言われ、またコーヒーを混ぜるとヘナの持つ赤味を抑えて染める事が出来るそうです。

次に出来たペーストを地肌からタップリと塗り込み、最後によく髪の毛と地肌をもみ込みます。
そして白髪が気になる場所は多めに塗ってラップを被せてそのまま保温のためにタオルなどをかぶって1時間以上放置します。

最後にペーストを洗い流し、きしむようならばお酢やクエン酸などを溶かしたお湯でトリートメントしてあげて完了です。