白髪が目立つけれど化学染毛剤で毛染めをすると刺激で頭皮がヒリヒリするとか染毛する度に髪の毛がゴワゴワして細くなると言った方も多いはずです。
そういう方にお勧めの染毛剤が植物で染めるヘナでの染毛です。
しかし、どのように染めたらよいのかわからないとか時間がかかるから面倒という方も結構居ますがコツさえつかめば化学染毛剤よりも簡単に染める事が出来るのです。
ヘナの毛染めの原理とは
よく自分でヘナ染めをしてみたけれど染まらなかったという方の話を聞きます。
そういう方は決まって塗った後の放置時間が短い場合があります。
ヘナの場合、草木染と同じ原理で染まるので1時間以上は染まるのに時間がかかります。
染まる原理としては、たんぱく質に反応する成分の「ローソン」と言う赤色の酵素色素が髪の毛のキューティクルの間から中に入り込みケラチンというたんぱく質に反応して髪の毛が染まっていく為なのですが、化学染毛剤と違い髪の毛の成分を破壊しないので長時間放置しても髪の毛自体を痛めつけずに染まります。
また、たんぱく質を補修しながら染めてくれる為、長く放置する事で色味も濃く髪の毛の保水力を高めたりハリやコシを強くしながら艶も出してくれます。
また短時間放置するとシャンプーやトリートメントとして使用出来、化学染毛剤と違って頭皮に塗り込むと毛穴の掃除を行い健康な頭皮・髪の毛を育む事も出来るのです。
自分でヘナ染めをする際の手順とは
自分で染める手順としてはまずはヘナパウダーに45度くらいのお湯を入れてマヨネーズくらいの硬さに練る事から始めます。
量は通常80gほどのパウダーにカップ2杯程度のお湯が目安になります。
それを生え際・頭皮から塗り始めます。
この際、一般的な市販の化学染毛剤の場合は髪の毛をあらかじめ洗っておく方が染まりやすいのですが、整髪料を付けている方以外はそのまま塗っていっても大丈夫です。
塗る手順としては始めは頭皮から刷り込むように毛先にかけて伸ばし、ロングの方はそのまま頭頂部でクルリと丸めてペーストで固定しサイドも同じように頭頂部へもっていって重ね、これを何度か繰り返します。
ショートの方は頭皮から毛先まで伸ばしてオールバックの様な状態で固定します。
大体塗り終えたら中の方まで揉み込み、ラップで覆った上からタオルで保温し、寒い時期は貼るカイロなどを貼ると浸透しやすくなります。
そして、耳などに着いたペーストをティッシュで拭い1時間以上放置します。
洗い流した後にきしむ場合はお湯にお酢を入れたものでリンスするときしみが治ります。
ヘナペーストを作る際の裏技
もしも、赤みの強いヘナを使用する際は練る際にコーヒーを加えると赤みが抑えられるとか、紅茶で練ると色の定着が良くなると言われています。
また、鉄鍋で練ると紅茶同様に色の定着が良いとも言われています。