髪を洗うのに欠かせないシャンプーとリンスですが、実はこれらは逆に髪を傷めてしまう原因になることがあります。
含まれている成分に、髪の栄養に必要な脂も汚れと一緒に落としてしまうのです。
頭皮の脂が足りなくなると、白髪ができやすくなってしまいます。
髪が白くなるのは加齢や精神的ストレスの影響でなってしまうと思われがちですが、シャンプーとリンスが原因になっていることも多いのです。
若い方の白髪は、洗髪剤が髪を白くしていまっている可能性が高いです。
そこでおすすめなのが、洗髪剤を使わずにお湯のみで洗うお湯シャンプーとなります。
お湯のみで髪を洗うと汚れが落ちないのではなどの疑問があるでしょうが、お湯の温度に気を付けることで充分にキレイにすることが可能です。
お湯シャンプーのやり方
髪をお湯だけで洗う方法は、少し温いと感じる温度のお湯のシャワーを浴びながら頭皮をしっかり洗います。
熱いお湯で髪を洗うと、タンパク質が固まってしまい汚れが落ちにくくなるので温度設定に注意しなくてはなりません。
35度から37度程度の人肌に近い温度が、頭皮の汚れを落とすのに最も適した温度となります。
3分~5分を目安にして頭皮をマッサージしながら、指の腹で擦り頭を洗いましょう。
お湯シャンプーへの切り替えに不安がある場合は、まずは週に2回くらいの割合ではじめても大丈夫です。
お湯で髪を洗うのが良い理由
白髪をなくすためにお湯シャンプーが良いのは、頭皮の脂が必要以上に汚れと一緒に落とされないことです。
脂には肌を外部の刺激から守る保護膜の役割があり、頭皮に適度な脂が残ることで白髪を改善することができます。
髪は日焼けの元でもある紫外線の刺激でも白髪になりやすいので、頭皮が脂の保護膜で守られることにより髪が白くなりにくくなります。
洗髪剤を使わずにお湯で髪を洗うことは、頭皮環境自体の改善になるので白髪対策にとても有効な洗い方と言えます。
洗髪剤を使わないことのメリット
お湯シャンプーをすることは、白髪対策の他にも良いメリットがあります。
それは髪の健康に良い菌を頭皮に残すことができる点です。
腸に体に良い善玉菌と体に悪い悪玉菌がいるように、頭皮にも髪に良い菌と髪に悪い菌が存在しています。
洗髪剤は脂のように汚れと一緒に、髪に良い菌も落としてしまいます。
お湯で洗うと悪い菌のみを落として、髪に良い菌は頭皮に残すことができるのです。
髪に良い菌が頭皮にいることで、毛根にまで栄養が届きやすくなり傷んだ髪も美しく改善できます。