年齢を重ねるとムダ毛に白髪が生えてきてしまうことがあります。
インテンスパルスライトという光を照射したり、医療レーザー光線を照射する脱毛方法では、メラニン色素をターゲットにして行われるので、白髪のムダ毛には効果がありません。
白くなってしまったムダ毛を脱毛するためにはニードル脱毛という方法で行うのが最適な方法ということになります。
ムダ毛が白髪になる理由
ムダ毛は、毛穴の奥にある毛母細胞が分裂して成長することによって形成されていくのですが、この時点では白い状態で、メラノサイトという組織がメラニン色素を付着させることによって黒くなります。
しかし、年齢を重ねたり、過度なストレスがかかったり、食事の栄養バランスが乱れたりすることによってメラノサイトが正常に働かなくなり、白いムダ毛が発生するという訳です。
他の脱毛方法では処理ができない理由
美容エステサロンなどの脱毛の施術に使われるインテンスパルスライトなどの光や美容外科クリニックなどの医療機関などが使う医療レーザー光線はメラニン色素が持つ黒い色に吸収されるように波長を調整しています。
インテンスパルスライトなどの光や医療レーザー光線がメラニン色素に吸収されると高い熱が発生します。
その熱によってムダ毛の毛母細胞が分裂する勢いが衰えることにより、ムダ毛が目立たなくなっていくという仕組みです。
そのため、メラニン色素を持たない白髪のムダ毛は照射されるインテンスパルスライトなどの光や医療レーザー光線が吸収されずダメージが与えられないということになってしまいます。
ニードル脱毛とは
ニードル脱毛という方法は、一般的にあまり知られていませんが、その理由の一つとして挙げられるのが施術にかかる時間の長さです。
ニードル脱毛は毛穴の一個一個にニードルという針を差し込んで電流を流してムダ毛を再生させる組織にダメージを与えるという方法をとっているので、非常に時間がかかります。
その上に、施術に伴う痛みが他の脱毛方法と比べると非常に強く、施術時間が長いと、その間ずっと耐えていられないということもあって、あまり一般化されていません。
しかし、ムダ毛を目立たなくさせる効果は他の脱毛方法と比べると非常に高いため、白髪として生えているムダ毛だけに施術の対象を絞り込めば、施術時間は大幅に縮めることができるので痛みに耐えなければならない時間も短くなるため、ニードル脱毛の効果を最大限に生かすことができるようになります。
