頭髪は年齢と共に大きく変化します。ブラッシングをしていて、ふと髪の毛にハリがなくなったと感じることもあるかもしれません。体が成長し、やがて老化するのと同じく髪の毛も変わってきているからです。では加齢に伴いどのような変化があるのでしょうか。
赤ちゃんから成長期までの頭髪
生まれたての赤ちゃんの髪は、筆のようにやわらかです。
一本一本が細いことも特徴です。
その後成長に伴い、だんだん髪の毛は太くなります。十代になると、ほぼ大人と同じような髪質になってきます。ちなみに髪質や生え方は遺伝します。たとえば親が直毛であるなら、子供もほぼ直毛です。同じく親がくせ毛であるなら、子供もくせ毛になります。
壮年期から老後の変化
壮年期の頭髪は、ハリがあります。
密集して生えているので、髪全体にもボリュームがあります。また色も黒々として艶が見られるので、最も状態が良いように思えるかもしれません。
お肌と同じく美しさのピークを過ぎると、残念ながら下降線をたどります。
個人差がありますが、中年を迎えると白髪が生えてきます。
そして髪の毛も、以前のように太くなく細くなってくるように感じるのです。
一本ずつが細くなってくると、当然ボリュームが出ません。
ヘアスタイルが思うように決まらないこともあります。
さらに新しい髪はなかなか生えないのに、抜け毛は増えるようになります。
年齢と加齢臭の関係
変化するのは頭髪だけではありません。
加齢とともに、頭部から加齢臭がしてくるようになります。
主にうなじのあたりから加齢臭がします。
その原因は加齢により、分泌物は変化するからです。特に皮脂に加齢臭の原因となる物質がふくまれています。自分では、全く気がつかないこともあります。
では加齢臭にはどのように対処すればよいのでしょうか。
清潔にすることです。
シャンプーをするときは、うなじ周辺を良く洗いましょう。
耳の裏も臭いの発生元となります。過度に皮脂を落とすことも逆効果ですが、よくすすぐことは大切です。また枕や枕カバーににおいが染み付くこともあるので、こまめに洗濯し、干すことが必要です。
年齢と共に、体全体が変化します。細胞が変わっていくことが原因です。
子供の成長はうれしいものですが、老化するのは決してうれしくありません。しかし誰もが経験することです。
できるだけのことをすれば、あとは現実を受け止めるしかありません。
それでも楽しめることはまだまだあるはずです。