一般的には白髪が生えてくる平均年齢は、男性で34歳、女性で35歳くらいだと言われています。
ですからだいたい30代の後半がひとつの分岐点と言えそうです。
しかしこれはあくまでも一般的なデータであり、勿論、個人差があります。
若い人でも生えてくることはありますし、逆に年を重ねた人でもほとんど生えてこないと言う人もいます。
これはその発生に関わっている色素細胞の再配置が、深く関係していると考えられます。
白髪になる年齢 ~ 一般的なデータ
まずこれには個人差があると言うことは頭に入れておく必要があります。
若い人でも生えてくることはありますし、年を重ねた人でもほとんど目立たないということもあります。
ただ一般的なデータでは、男性で34歳、女性で35歳くらいから生えてくることが多いと言われています。
これくらいの年齢になると、少しずつではありますが体の機能も低下し始めることが多くなりますし、また性ホルモンの分泌量も減少しやすくなってきますし、そのバランスも乱れやすくなります。
一方、社会的は責任ある立場を任されたり、家庭環境の変化なども多くなる年齢層とも言えます。
そのため知らず知らずのうちにストレスを感じてしまい、そうしたことが関係しているのではないか、とも言われています。
白髪発生のメカニズムとは
では、どうして体の機能低下やホルモン分泌量の低下やバランスの乱れ、ストレスが白髪発生につながるのかと言うと、これは以下のようなメカニズムが関係しています。
髪の毛は、毛母細胞から誕生した時点では白色をしています。
これが頭皮の中で成長していく過程で、色素細胞によって染められることで私たちが知る黒い髪の毛は誕生すると言うメカニズムがあります。
色素細胞は脱毛と共に失われてしまいます。
再び発毛が始まる時には、再配置されるのが一般的です。
しかし何らかを理由としてその再配置がうまく行われないこともあり、そうなると髪の毛は頭皮でも染色されないため、白いまま、つまりは白髪のまま生えてくるという具合です。
そして色素細胞の再配置が正しく行われない原因として挙げられるのが、年齢による身体機能の低下、ホルモン分泌量の低下やそのバランスの乱れ、そしてストレスです。
効果的な対策とは
まず白髪を発見したからと言って、それを抜くのは良くありません。
これは頭皮を傷つけ、更に毛母細胞まで傷つける恐れがあるためです。
本数が少ない場合は、抜くのではなく根元からはさみで切るのが望ましいです。
本数が多い場合は、染めるのが良いです。あまり思い悩み過ぎると、それがストレスとなり悪化することもあるので気をつけて下さい。
それから全ての要因に総合的に働きかけるためには、質の高い睡眠をとることがいちばんです。
このことは健康に対しても良い効果が期待できます。