従来の白髪染めは、強い作用のある化学成分を使用していることがほとんどであり、頭皮がかぶれたり、アレルギー反応が出たりする人も少なくありませんでした。

アレルギー反応が起きるかどうかは人によって異なります。
白髪染めをする前には、必ずパッチテストをして、安全性を確かめるようにしましょう。

最近は、100%天然成分を使用した白髪染めも数多く販売されるようになっています。
脱色をせず、染髪する方法を選択する人も多くなってきました。

ジアミンは刺激の強い成分

従来からある白髪染めには、ジアミンという成分が入っていることが普通でした。医薬部外品の永久染毛剤とされる商品は1剤というのを使っていることが多く、その主成分がジアミンです。
この成分は肌への刺激が強く、かぶれる人も少なくなくありません

しかし、一度で髪の内部まで染まるため、利便性からこの成分を使った白髪染めを使用している人は今だ多くいます。使用してもアレルギーが起こらないから、自分にとっては無害であるとも限りません。ジアミン入りの白髪染めを使う場合は、2か月に1度程度にとどめたほうがいいとされています。

化学成分不使用の白髪染めも

白髪を、中年以降はずっと染め続ける人も多いわけですから、白髪染めの使用回数はかなりなものとなります。刺激の強い化学成分を使い続けることで、髪や地肌が相当傷んだという人も少なくなく、最近は、天然成分100%の商品を使う人も増えてきました。

一度に髪の内部まで染まるわけではなく、何度も使い続けることで徐々に染めていくことにはなります。しかし、安全性を重視し、こちらの方法を選ぶ人はかなりいます

人気のトリートメントタイプ

シャンプー時に使うコンディショナーに、染髪成分が入ったものが特に人気となっています。
毎日使うため、染まりも早くなります。髪に塗って行き渡らせてから5分ほど置くだけでよく、洗髪のついでにおこなえるため、手間暇がほとんどかかりません。
天然成分のものを選ぶことによって、安全性も確保できます。

トリートメントタイプの染料を使った方法は、半永久染毛と呼ばれ、キューティクルと、髪の内部の一部が染まるだけです。そのため、継続使用せず、洗髪だけしていると、色が抜けてきます。しかし、洗髪のたびに毎日コンディショナーとして使用していれば、色は染まっていく一方であり、色落ちする心配もないわけです。こうした利便性から、高い評価を得ているようです。