白髪染めは、目立つ白い毛を手軽に隠す事ができて、見た目年齢を若くして、印象を明るくしてくれる、とても便利なものです。 でも、ただ白い毛が染まれればそれで終わり、というものではありません。アフターケア次第で、色持ちや定着の仕方が違ってきます。

また、白髪を染めるカラーリング剤は、髪や頭皮に意外と大きなダメージを与えているものです。アフターケアを怠ると、頭皮や髪にダメージを与えてしまい、せっかく白髪の悩みが解消したのに、次は抜け毛や切れ毛で悩むことになりかねません。

アフターケアが大切です。それでは、美容室で染めた場合と、自宅で染めた場合との、どちらにも大切なアフターケアのポイントについて、見ていきましょう。

カラーリングで傷んだ髪専用の製品を使う

人間の毛髪は、通常弱酸性ですが、カラーリング剤で染めると、強いアルカリ性になってしまいます。そのため、髪が通常とは違う、言わば「傷んだ状態」になります。

染めた後、一週間くらいは、カラーリング剤で傷んだ髪専用のシャンプーやコンディショナー、トリートメント等を使い、髪を弱酸性に戻すようにしましょう。特に、染めた後、髪がパサつくと感じる方は、 トリートメントをしっかりと行うようにしましょう。

髪がパサつくのは、髪の水分が失われている証拠ですから、 トリートメントで髪の内部から保湿することが大切です。
カラーリングで傷んだ髪専用の商品は、傷んだ髪のケアだけでなく、白髪を染めた直後の髪の色や艶を維持する働きもあり、染めた後の色持ちを長くすることができます。

次の白髪染めには間隔をあけて

白髪を染めたら、次にまた白髪染めをするまでの間は、1ヵ月~2ヵ月程度あけることが大切です。間隔をあけずに立て続けに白髪染めをしてしまうと、髪と頭皮に過度の負担をかけ、傷めてしまう原因となります。

また、パーマをかける場合も、白髪を染めるのとは別の日に、最低1週間は間隔をあけて行うようにしましょう。

髪を濡れたままにせず乾かす

白髪染め後の洗髪や、毎日の洗髪の後に、髪を濡れたままにしておくと、毛髪同士がこすれ合って、キューティクルがはがれてしまい、髪が傷んでしまいます
必ずしっかりと乾かすようにしましょう。

タオルドライを念入りに行って水気を切った後に、短時間だけドライヤーをかけて乾かします。この時に、ドライヤーを髪に近づけ過ぎないようにして、離した位置から風を当てるのがポイントです。