髪に色を付ける白髪染めは、色素を髪に染み込ませることで、好みのカラーを実現することが出来ます。部分的な白髪染めであれば、多少の色抜けが発生しても、髪色のアクセントとして楽しめる余地があります。
しかし、全白髪で白髪染めを行い、毛の成長が早かったり、白髪染めの持ちが短過ぎると、頭髪全体が白く目立ち始めます。髪染めを行う際は、自らの毛が伸びる期間を把握し、成長速度に合わせて染め直すことが大切です。
白髪染めの持ちは毛の伸びる早さで決まります
薬品が今生えている毛を染める以上、後から伸びる部分に関しては、継続的に対応することが出来ません。
人の髪の毛は、1ヶ月に平均1センチ伸びますから、念入りに白髪染めを行なっても、1ヶ月後には白い毛が目立ち始めます。染め直す周期は、半月に短縮することで、1ヶ月後に1センチ目立つ白髪の状態から、半月後に5ミリ目立つ程度まで改善することが可能です。
白髪染めの染まり方も持ちに影響を与えます
ヘアカラーの製品によっては、髪に定着する力が弱かったり、十分に濃く染まらないことがあります。また、定期的な洗髪を怠っていたり、毛に何か付いている状態で染めても、期待位通りに染まらない可能性が高まります。
満足のいく白髪染めを行うには、良く染まると評判の製品を選び、一度念入りに洗髪を済ませてから染め始めると、長持ちさせる意味で効果的です。
長持ちさせるには幾つかのポイントがあります
染めた状態の持ちのポイントには、髪に対する染色の強さと、定期的に染め直す周期性が挙げられます。前者の染色強度は、髪を洗っても色が落ちたり薄くならない、毛の中心まで染まるか否かに影響します。
一方で後者の周期は、毛が伸びて目立つ色の境目を、2週間前後で染め直し、毛根付近に留まらせることがポイントです。
毛染めを1ヶ月から2ヶ月に一度の頻度で行うと、毛根から1センチ以上髪の白さが目立ち、まるでツートンカラーのようになってしまいます。髪を染める場合は、毛の奥深くまで染め上げ、定期的に染める周期を短縮することが、白髪が目立たない状況の実現に繋がります。
髪のボリュームを増やし、毛根の周囲を目立たなくするのも、毛の成長によって発生する、色の境目が目立たなくなる効果に結び付くでしょう。
これらの要点を踏まえると、気になっていた髪色の変化が避けられますし、常に自然な色合いでヘアカラーを楽しむことが出来るようになります。