白髪染めを使ってもなんだか染まりにくい、その原因のひとつは髪質にあるのです。
髪質に合った薬剤の選び方、使い方をよく知って、正しいアフターケアをすることで、染まりにくい白髪の悩みをかなり軽減することができます。

染まりにくい白髪のタイプ

太い髪、硬い髪の方、元の髪色が黒に近い濃い色の方、髪にダメージが少なくキューティクルがしっかりしている方、パーマがかかりにくい髪の方などは、白髪染めが染まりにくいタイプの髪質のようです。

白髪染めの選び方

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白髪染めには、ヘアカラー、ヘアマニキュア、洗うと元に戻る一時的な白髪隠し、など数種類があります。
しっかり染めたい場合はヘアカラーを使いますが、ヘアカラーにもクリームタイプ、乳液タイプ、ムースタイプなど形状の違うものがあります。
ご自身の白髪の部分や、塗りやすさを考えてどのタイプを使うかを決めます。

それぞれの特徴として、全体染めを簡単にできるのがムースタイプですが、生え際などは染まりにくいですし、周りに飛び散りやすいので注意が必要になります。

乳液タイプは生え際もそこそこしっかり染まりますが、自分で見えない部分をムラなく塗るのは難しいことと、やはり薬液が床や壁など周りに飛びやすいので、その点もやはりあらかじめ新聞紙などで養生するなど事前準備に手間がかかります。

いちばんしっかり染まって色持ちがよいのがクリームタイプです。
手先が器用な方や、慣れた方ならば、全体染めも伸びてきた部分だけのリタッチも満足のいく仕上がりにできますが、なかなか難しいので、コツをつかむまで時間がかかるかも知れません。

上手に白髪を染めるポイント

白髪が染まりにくい髪質の方は、ヘアカラーの見本色よりも暗めに染まることが多いので、色選びの時はそれを頭において選びます。
また、室温によって、白髪染めの薬剤の反応が違ってきます。
より暖かい方が染まりやすいのです。

放置時間にヘアキャップを使うと頭部が温まりますので、色が入りやすくなります。
放置時間ですが、ヘアカラーの説明書の時間より5分ほど長く置くとより染まりがよくなりますが、髪や頭皮を傷めますので、あまり長時間放置しないようにしましょう。

もうひとつ、これが最も大切なのですが、意外とおろそかにしている方が多いのは、白髪染め後のアフターケアです。
薬剤を使って染めた後は、髪がアルカリ性に傾いてしまっていますので、弱酸性のアミノ酸系シャンプーを使うのがおすすめです。
色持ちがよくなり、傷んだ髪の修復にもつながります。
トリートメントもカラーリングをした髪用のものがたくさんありますので、そういった製品を使うとよいでしょう。