髪の洗いすぎは、頭髪にも頭皮にもダメージを与えます。
一昔前、朝のシャンプーがおしゃれだったことはバブル世代しか知らないかもしれませんね。洗いたての髪から、ふんわりとシャンプーの香りは、とてもすてきなことだったのです。それに伴い、朝シャンプーができる洗面台も話題になりました。
洗いすぎがよくない理由
ではなぜ洗いすぎはよくないのでしょうか。
洗えば洗うほどきれいになって、いいのではと思うかもしれません。
もちろん頭皮を清潔に保つことは、とても大切です。
でもあまりにも頻繁に洗うと、髪に必要な皮脂までなくなります。そうなると、髪にツヤがなくなり、パサパサしてくることもあります。逆に失った皮脂を補おうと、もっと脂が出てしまうこともあります。
どれくらいの頻度がいいか
ではいったい、一週間に何回くらい洗えばいいのでしょうか。
それは体質や年齢によっても異なります。若いと皮脂分泌が活発ですが、年齢と共に減少してきます。
なので、一概に回数を決めることはできません。
真夏でもない限り、一日に二回の洗髪は洗いすぎではないでしょうか。髪の状態を見て、決めることができます。
またシャンプーをする前には、ブラッシングをしましょう。
これにより汚れが落ちやすくなります。シャンプー前、お湯でよく流すことも大切です。
卵白洗髪とは
市販のシャンプーには、界面活性剤や香料などたくさんの人口的なものが含まれています。もちろん、どれも厳しい安全基準をクリアしたものです。でも中には市販のシャンプーで洗うとかゆくなる人もいます。
そのようなときは卵白洗髪が効果的です。卵白洗髪は文字通り、卵の卵白を使って髪を洗う方法です。やり方は簡単で、卵白を軽く泡立て髪につけてシャンプーするだけです。
余裕があればメレンゲにしても気持ちよく洗えます。
注意点は、ぬるめのお湯でよく流すことです。お湯の温度が高いと、卵白が固まってしまいます。卵白シャンプーの後はリンスやトリートメントをします。
卵白洗髪が髪に良い理由は、卵白にはアミノ酸やたんぱく質がたっぷり含まれているからです。頭髪にもはたんぱく質でできているので、卵白の成分が髪の修復をしてくれます。
髪に栄養が行き渡るので、髪にツヤを与えることができるのです。
またシャンプーを流すときに、体全体にシャンプー液がかかり体内に入っていきます。
少量とはいえ、無害とはいえません。でも卵白なら食べ物なので安心して使えます。